*。゚*hands*゚。*


静かな教室に響くガラッというドアの音にクラス全員がこっちを向く




なんだか恥ずかしくてみんなの視線から目を反らし、俯いた






でもそんなあたしに何故か「瑠璃華ちゃんおはよう!」と言う声が聞こえて来る





あたしがパッと見上げて、クラスを見渡すと




「おはよ!」





「遅かったじゃん!」





「寝坊?もう少しで昼休みだよ?」




と言う声が飛び交う
わけがわからなくて口に手を当て、クラスをキョロキョロと見渡すと




一人だけ見覚えのある顔





「瑠璃華ちゃん久しぶり」
そう言いながらあたしに近づいてきたのは拓也さんだ





拓也さんはあたしと目を合わした後ニコっと笑い、恭平に目を移すとピースサインを作った




そんな拓也さんに恭平は拓也さんの肩にこつんと拳を当て、「サンキュ」と呟いた




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