隣のイケメンくん〜イケメン4兄弟〜
私と健三は玲ちゃんの言葉が理解できずにいた。


「おーい、ホントに付き合えとは言ってないぞー」


固まる私達に玲ちゃんが呼び掛ける。


「どういう事だよ」


「カムフラージュだよカムフラージュ」


「「カムフラージュ??」」


「健三の彼女って事にしとけば健三や孝四郎と話してても、ウチに出入りしてるとこを見られても問題ないだろ?」


「なるほど……って言うわけないでしょッ」


「いんじゃねぇか」


えっ?


「いろいれ都合もいいし、彼女となればあいつらも下手に手出しもできねぇだろ」


確かに…


「だけどっ…」


「決まりだな」


結局私の意見は聞いてもらえなかった。
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