秘密な契約と掟破りな愛
とにかく…家を知られたらマズいのよね。だったら…駅の方へ向かって歩こう。人通りの多いところへ行かなきゃ。
私は無我夢中で速歩きをする。すると、明らかに後ろから同じ速さで着いてくる音が聞こえる…。
気持ち悪い…。駅までは、まだかなりある…。とにかく早く公園を抜けなきゃ…。
あっ。そうだ。こんな時は誰かに電話するといいって聞いた事がある。
私はおもむろに携帯を取り出し、アドレス帳を開くと友達ホルダを開き無我夢中で通話ボタンを押した。