この手で紡ぐ神の欠片
*
「――わかった、ありがとう」
私は溜め息のように
長く息を吐いた。
長女のウルズが
頭を下げた。
「良いの、頭下げないで」
慌てて姉に倣い
頭を下げたヴェルザンディと
スクルド。
私がそう言うと
3人の女神が頭を上げた。
「仕方ないね、うん」
私は言い切る。
彼女たちとの会話には
何も得られなかった。
「じゃあ、ありがとう。……戻って」
そう言うと、消えた。
私は本の表紙を撫でた。