Anniversary
「げっ……!!」
みんなシュミ悪い…! と、思わず呻いてしまった私だったが……、
「いやーミカコちゃん、お目が高い!」
「そうなんだよー、ナニゲに恭平ちゃんも人気モノなんだよなーこれがまた」
「そりゃ、教師といったらジジババばっかの、こーんな田舎の高校で唯一の若いオトコだもんなー。誰だって食いつくわな」
「…………」
そんな3人3様のオコトバに、思わず絶句。
(みんな、アイツの中身ってモンを知らないから……)
一度あの性格の悪さっぷりを目の当たりにしてみればいいんだ。
そうしたら、ヤツにキャーキャー言う気力なんて、絶対になくなるから。
思わずタメ息を吐いた私の両肩を、ふいにガシッと、そこで今度はミカコが掴んだ。
「―――“だから”桃花“も”、あきらめなさいッ!?」
「ふぇッ……!!?」
至近距離から私をニッコリと見つめるミカコの有無を言わせぬそこはかとない迫力に気圧され……そこでビクリと硬直してしまった私。
そんな私に気付いてか気付かないでか、尚もニッコリと迫力タップリに微笑んで、彼女は続ける。
「いいわ、この際タップリと2人には“客寄せ”に徹していただきましょう……!? ――これで部費ふんだくれなかったら、タダじゃおかないんだからっ……!!」
「…………」
(――ミカコさん……人、変わってます………)
何か気に食わないことでもあったのだろうか、フフフフフ…と不敵に微笑んだミカコは……、
―――本当に、マジで、怖かった……!!
(しゅ、守銭奴……!!)