素顔の先輩と甘い休息

「よっ!匠!元気してるか?」


休み時間、留羽が呑気な声を出して、部屋に入って来た。


“よっ!”じゃねぇよ。
しかも元気なわけねぇだろ?


「何しに来たんだよ。」


ムッとした俺は、低いトーンの声で無愛想に言った。


「何だよ、素っ気ないなぁ…。せっかく翠央ちゃんのこと、話をしに来たっていうのに…。」



翠央の話…!?



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