A型の僕とO型の君

顔には涙と鼻水とヨダレらしきものがグッチャになってついていた。


おい、今
机とキミの顔の間で透明な糸ひいたぞ。



僕の机どうしてくれんだ。


「なんで泣いてたの?

悩みがあるならきくよ」


口調はあくまでも優しく。



「佐伯ぐーん!!」


そいつがバッと抱きついてきたのを
寸でのところでかわした。


ナイス運動神経、自分。


「僕、失恋しだー!!

真由ちゃん可愛くて、エリカちゃんのコスプレが似合っていて大好きだったのにぃ」











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