恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon
第4章「ナイトメアー・ビフォア・バースデー」
はじめて会った日から約2週間が過ぎ、今ではメールや電話は毎日、そして2日に一度のペースで会うようにもなっていた。

おかげで真田さんとも随分親しくなり、今では「彩輝クン」と呼ばれるまでになっていた。今まで“さん付け”や“ちゃん付け”でしか呼ばれたことがなかったから、“クン付け”ってなんか新鮮な感じがしてよかった。

そーいえば親しくなって、真田さんについて分かったことがひとつ。それは出版社に勤めるかたわら、真田さん自身、以前は小説を書いていたとのことで、アノ超有名な“A川賞”の候補に選ばれたこともあるんだそうな。

……ってことは小説家としてのあたしの大センパイにあたるわけだ。尊敬しちゃう。

そんなある日の午後5時のこと―――
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