委員長のヒ・ミ・ツ
校則女の華麗な夜
私は、築30年のボロアパートに戻ると、押入れからTシャツとジーンズを取り出した。


時計を見ると、夕方の5時。


着替えを済ませると、冷蔵庫にある、昨日作り置きしていたカレーを鍋に入れて、温める。


その間に、冷凍庫に入れていたご飯を電子レンジで温める。


カレーが温まったころ、電子レンジがチンっと鳴る。


それを皿に載せて、カレーライスのできあがり。


それをいそいでかきこんで、時計を見ると、5時20分。


それから、あわててシャワーを浴びて、髪を乾かし、そしてコテで髪を巻く。


コンタクトレンズをはめ、化粧を濃い目にする。


そして、鏡に映った私は、昼間の自分とはかけ離れた、とても高校生には見えない。


鏡に映った自分にニッコリと微笑みかける。


「小悪魔」


こっちの私を見た人は、よくそう言う。


大きな瞳で、男を惑わし、いやらしい口元で男を誘う。


別に、私はそんなつもりはないのに、向こうが勝手に勘違いして・・・・。


だけど、これから行く場所では、それが「武器」になる。


最後に、来ていたTシャツとジーンズを脱ぎ捨てて、「勝負服」に着替える。



時計を見ると、6時。


「よっしゃ!」


そう、気合を入れると、私は、「戦場」へ向かった。





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