あたしの秘密





「おはよう」


にっこりと笑う男。



会いたくないあいつ。



「なんでここにいるわけ?つか、なんであたしの家知ってんのよ。きもいんだけど…ストーカーですか」



棒読みで言い放ち、男の隣を通り過ぎようとした。



「おい。約束忘れたのか?バラすぞ」


ニヤッと怪しげに笑う。



あたしはその顔に寒気を覚えた。






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