《詩作家の国のアリス》
あの日あんなことを言ってしまって御免なさい

許してはもらえないことなど重々承知
けれど謝罪の言葉を述べずにはいられません



神に懺悔して許してもらえるのなら
私は惜しみなく頭を垂れましょう

この罪を償えるのなら
私は喉が枯れるまで叫びましょう



あの雨の中
それができなかったのは
私がまだ幼かったから



今も私の心は大きな鉛を引きずっています


雨は大地に潤いを与え
木々に生命の雫を垂らし
人々に恵みを捧げる

全てを流す清潔な雨は


私の罪までは流してくれません



神様 どうか恵みの雨を
私を許す戒めの聖水を





けれど私の最大の罪は



貴方を愛してしまったこと




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