吹いて奏でて楽しみましょう
「貴子ちゃんて、ピアノとか習ってるの?」
ありがちな質問をしてみる。
「はい。」
「そうなんだ~…。」
会話終了。
間が持たない!!
練習中に場を盛り上げなくてもいいんだけど。
つまらないとか思って辞められても困るしな~。
気まづい思いもさせたくないし。
だって、せっかく来たのに演奏の醍醐味を味わえないまま終わるのはもったいない。
う~む。
また考えこんでしまった。
ガチャ。
「あれ?楓、どうしたの?」
「うん、やっぱ向こうは寂しいかと思って。」
「ああ、確かに。誰もいないもんね。」
冬の夕暮れは早く、薄暗い。
初めてだし、少しでも明るい雰囲気のところで、練習させた方がいいかな?
そんな感じで私なりに悩みながら、教えていた。
めんどくさがりな面が出た時は適当だったりしたが。