隣室303号室

ハイテンション紀子

「ひゃっ!!!??」





ぐるんと体が半回転した。


それと一緒に視界も回る。






「あっきら☆おっはよ――!!!!!」

「お、はよ・・・・・うぅ・・・」




勢いよく回されて、気持ち悪ぃ・・・・






しかし、そんな事知らないとばかりに彼女は私をぐいぐい引っ張っていく。





「さっ、ボケッと突っ立ってると置いてくよっ!!!!!!」






ちょ、ちょっと、




「ちょっと待って!!!後ろ向きはムリ!!!!」

「待ってくれると嬉しいです―!!!!」





ぎゃーぎゃー喚いていると、あっという間に教室に着いた。


ぱっと離され、私はへたりとその場に座り込む。





「座んないのっ!立ってほら!!!」


が、3秒ほど床に座ってすぐに立たせられた。


私は、朝から学校を終えたかのような疲労感でいっぱい・・・・なのに、





「おっはよーーーう!!!」


彼女は元気だ。


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