約束〜不確かな未来〜
「美凪…しばらく会えない…」
勇樹から連絡がやっとついたと思った第一声がこれだった。
私は茫然として、暫く何も言えなかった。
「…悪いな」
「…なんか言われたの?」
「俺が外泊して帰ったらあの顔だろ?そりゃ怪しむよ」
「ねぇ、あたしのこと、どうして言えないの?
彼女を愛してないなら、なんではっきり言わないの?!
どうしていつもあたしが我慢なの?!」
ついつい私は興奮していく。
「だから、何回も言ったように、君の存在を知ったら、意地でも離れてくれないよ?」
「そんなの…言い訳じゃん?」
また始まってしまった…
いつも繰り返す、同じやり取り…
「怪しまれてる時は、大人しくしてないと…」
「せっかくまた会えるようになったのに…」
「……あんなことがなかったらな…」
―――あんなこと……!
そうだ…
千早人に殴られて
怪我しなかったら…
怪しまれること
なかったんだ……。
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