さよなら、もう一人のわたし (修正前)
「今日はいろいろごちゃごちゃしちゃってごめんね」

 千春は家を出ると、そう謝った。

「あたしは今日何をしに行ったんだろう」

「でも兄貴も気に入ったみたいだよ」

「でも正直話が見えないのだけど」

「今度の日曜になれば分かると思うよ。あたしは正直嫌だけどね」

 彼女はげんなりとした顔をしている。

「何が?」

「ま、いろいろとね」

 彼女はあたしを見ると、またため息を吐いた。

 彼女はあたしの家の近くのスーパーまで送ってくれた。

 いつもそこで買い物をしているらしかった。
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