天空のエトランゼ〜赤の王編〜
「アルテミア!」

僕は、アルテミアの腕を掴むと、引き寄せて…抱き締めた。

「赤星…」

女神の一撃の光の爆発が、僕らの姿を隠した。

「だって…恥ずかしいじゃない」

アルテミアは、顔を赤くした。

「誰も見てないよ」

「だって〜」

もう会話をする気は、なかった。

僕は、アルテミアの唇に僕の唇を押し付け…そして、強く抱き締めた。

アルテミアも、僕を抱き締めた。




「アルテミア…」

黒い闇の中で、ライは呟いた。

「大丈夫よ…あなた」

小さな光が、闇に現れ…それが一瞬で、世界を照らすと、ライの前にティアナがいた。

「あの2人なら、大丈夫」

ティアナの微笑みに、ライは頷いた。

「ああ…そうだな」




アルテミアの脇にあったチェンジ・ザ・ハートは分離すると、2人から離れた。

ぎゅっと抱き締め合う2人の邪魔にならないように…。





天空のエトランゼ Fin。
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