天空のエトランゼ〜赤の王編〜
(あれは…チェンジ・ザ・ハート!?)

美亜は自らの教室から、巨人の周りを旋回する二つの物体を見つめていた。

様子を見ていた生徒達が、二つの物体だけに気を取られていたが 、美亜はその間に天に向かって飛び上がった人影を見逃していなかった。

(赤星…)



ライトニングソードを振り下ろした浩也が着地すると同時に、巨人は頭から真っ二つになり、別れた体は一瞬で燃え上がった。


(ライトニングソード…華烈火か)

美亜はその剣を見て、胸元を押さえた。

ライトニングソードに、ファイアクロウが絡みついてできる…赤星浩一独自の剣だった。


(アルテミア!僕は、君のことが!)

アルテミアの攻撃を切り裂いて、突進してくる浩一の手には、ライトニングソード華烈火があった。


(クッ!)

美亜は顔をしかめて、胸を握り締めると…ライトニングソード華烈火を握っている浩也から視線をそらした。




「あれが…彼の力」

燃え上がった巨人の肉体は、一瞬で灰と化した。

一撃で、巨人を倒した浩也の実力に、九鬼に戦慄を覚えていた。

ゆっくりと立ち上がる浩也の背中を見下ろしながら、九鬼は…彼が味方であることを願っていた。

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