先生とアタシの接点
―初めての…―<香織side>



地方の旅館はこういうところが結構あるんだって。

優人の説明で納得したアタシ達は、遅い朝食にした。


優人が達弥と仲良くなりたいっていうから、男同士、女同士で。

男同士では何を話したのか分からない。



「絵里、食べよ?」

絵里がまたニヤニヤしてる。


最近ようやくわかった事。

絵里のニヤニヤは悪いことじゃないけど、普通の会話…ではない。


「香織…持ってきた?」

「…何を?」

何か言ってたけ?

「もう…分かってるくせに…。勝負下着!」

アタシは一瞬で真っ赤になった。


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