先生とアタシの接点

博物館へ行ったり、カニを食べに行ったり旅行とは言えない旅行のせいもあって、夕方にはすっかり忘れていた。



気付いたのはついさっき。

何かねぇかな…。

達弥に聞いてみるか…。


考えながら達弥と風呂へ向かった。



「達弥~。女の子って何が好きなんだ?」

「あ~…甘い物とか好きっすね!」

食べ物になっちまった…。

「甘い物か…確かに好きだな。」

あの時…シュークリーム喜んで食ってたな。

「どうしたんすか~?」


俺は達弥に朝から考えていた事を相談した。




「それなら…二人で花火とかどうっすか?」

花火…か。

先月海でやったときも楽しそうだったもんなぁ。

「よしっ!それに決めた。ナイスアイデアだよ。お礼にアイスおごるよ。」

「おっ…いいんすか~?」



風呂を出た俺達は、売店でアイスと花火を買って部屋へ向かった。



< 226 / 267 >

この作品をシェア

pagetop