先生とアタシの接点

少し考えた。

実は私の両親は交通事故で5年前に死んでしまった。

その当時、中学生だった私には両親の死がなかなか受け入れられず、学校にも行けなくなり不登校になってしまった。

おじいちゃんやおばあちゃんが私のワガママをすんなり聞いてくれた。

でも、両親の死は二人にとっても悲しい事なのに私が泣いてばかりいたらおじいちゃん、おばあちゃんも余計辛いだろうと思い、いつまでも悲しんでいる訳にもいかず、そんなとき支えになったのは親友の絵里だった。

まだ中学生だったけど、そんな私を心配して何度も私が住むおじいちゃんおばあちゃんの家に泊まりにきてくれた。

絵里がいるときは毎回、絵里の胸で気が済むまで泣いた。

それを絵里が自分の家族に話してくれて、絵里の家族は何度も私のところへ泊まることを許してくれた。

今思えば絵里だけじゃなく、絵里を泊まらせてご飯とか面倒をみてくれたおじいちゃん、おばあちゃん、絵里を泊まりに行かせてくれた絵里の家族、皆に支えてもらった