忘れないよいつまでも

貧血


「貧血でしょう。1時間様子を見るわ。君は教室に戻って結構よ。ありがとうね」
「はい!失礼します!」

ガラララッ

裕也くんは行ってしまったみたい。


ここで意識を失った。

1時間たったのか授業の終わりを知らせるチャイムがなって体を先生にゆすられた。

「具合はどう?」

「だいぶましになりました。」

「そう。良かったわ。でも今日は帰った方が良さそうね。」

「…はい」

せっかく裕也くんとのお喋り楽しみにしてたのにな。

先生の車で家まで送ってもらった。


「まあ!美憂大丈夫?貧血?」

「母さん…大丈夫だよ。もうだいぶまし」

「一応病院行きましょう」

「いいよ…大袈裟な~」

私は母さんに病院につれてかれた。

医師は疲れによる貧血だと言って錠剤をくれた。

病院の大きな時計に目がとまった。
時間は午後7時。

もうこんな時間なのか。
早いなぁ…
学校も終わってるなぁ
裕也くん何してるかな…
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