キミウタ

♭きっと。【結海】


―…颯介が好き―


頭の中であの日の朝実の声が響く。


…ダメだって…分かってる…。


…好きになっちゃいけないって…。


気付けばあたしの目はあの人を追っていて。


見つめちゃいけないって分かっていても隣りの席を見てしまう。


…そう…知らぬ間にあたし親友の好きな人を好きになっていたのだ。


…もっと早くこのキモチに気付けばよかった。


そうすればこんなに悩むコトなんてなかったのに…。


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