■年上彼氏様□
■将来□



進級して、



3年生になったばかりの春



進路の話しが、たくさん出てきた



来週までに進路希望を出さなくちゃいけない



何にも書いてない、真っ白い紙



それに、保護者が付き添いの話し合いのプリント



「どうしよ…」



和沙の部屋の前で立ち止まる



だって、だって…進路なんて考えてないし…



それに、和沙…保護者?



「う~…」



頭を抱え込んだりそわそわする



……しかも、私…高校卒業したらどうなるの?



1人暮らしは出来ないよ……怖いもん…



「桜羽、面白いんだけど…何してんの?」



えぇっ!



「和沙、部屋に居なかったの!?!?」



慌ててプリントを隠そうとする



「何隠そうとしてんの?」



「きゃっ!?」



私を抱き上げて、和沙は部屋に入った



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