love song

『雨のち曇り』

ある程度進んだところで声がした。



「泣いてんの?」



!?



振り返ると、



さっきの高校生が着いてきていた。



「…泣いてない!」



「泣いてんじゃん。」



「…ってか、着いて来ないでよ!!」



歩くスピードを速める。



そしてチラッと振り返る。



…まだ着いて来る。
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