みひつの天然色
言って、ほんの少し近づきすぎてるその距離を、訂正する。
それから、
「これで、血が止まるまで押えてて」
と、ティッシュを渡される。
絶妙なそのタイミングで、廊下の反対側から、唯一が走ってきた。
「伽羅、大丈夫か??怪我したんだって!!?」
飛んできて、あたしの手からティッシュを奪うと、傷にそっと押し当てた。
す~ぐ近くに、唯一の綺麗な顔がある。
あたしは寄り目になりながら、唯一を見た。