巡愛。~ずっと好きだった~
「俺も驚いた。こんなに近かったなんてな。」
そう言って…何だか嬉しそうに微笑んだ。
「うん…今まで会わなかったのが不思議だね…。」
そんなに近いのなら…また会えるかも、なんて期待してしまう。
「そうだ、9月に体育祭があるのだが…良かったら見に来ないか?」
「えっ?」
「克也も喜ぶだろう。…良かったら、なのだが…チラシ。」
鞄の中からチラシを取り出して、渡された。
「ありがとう…私が行っても、良いのかな?」
「無論だ。…中学生の体育祭なんて、つまらないかもしれないが…。」