Fortune

儚い



あの見て見ぬふりをした時のことは
聞けずにいた


なぜかそれを聞けない自分がいた



それから休みの日には真吾と
いつもどこかしら遊びに行っていた


前に行けなかった遊園地に行ったり


一緒に買い物したり…


あたしは手を繋がれた時
本当に幸せを感じた



あたしは学校帰り
たまに真吾の家に行ったりした


少しの時間でも一緒にいたかったから


ただ真吾の隣にいるだけでいい…

あなたがただあたしを
見つめてくれるだけでいい

ただそう思ってた



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