君はまた僕を好きになる。

┗敦史side





パタン…と、ドアを閉めて、キッチンへ向かい、蛇口をひねり水をジャーと流して顔を洗った──…



心臓がバクバクと激しく波打つ──…


いつもと、変わらない優香


幸雄さんと話しているとき、ドサッと物音がして

ドアを開けると
優香が玄関近くの廊下で倒れていた。



「優香!?どうしたんだ!?優香!?」


焦る俺に、一緒にいた幸雄さんが

「敦史…大丈夫だ!気を失ってるだけだ。落ち着け。」

と、とにかく落ち着くように言った。



「まさか…優香…俺達の話し──…」



「そんな事より、早くベットに寝かせてやれ。このままじゃ、風邪ひいちまうぞ。」



「あ、あぁ…」



優香を抱き上げ
ベットに運んだ。





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