君はまた僕を好きになる。

┗敦史side



────朝─…目が覚めたら、隣りに優香の姿がなかった──…



「優香──…?」


ベッドから起き上がり、床に脱ぎ捨てた服を身につけ、部屋中を探したが


もう…どこにも
優香の姿はなかった──…


ただ1つ


テーブルの上に


『サヨナラ──…』



とだけ書いた紙を残して


優香は、俺の元を去っていった──…




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