いちばんの星
「ミュリエル…身分なんて関係ない…俺を信じろ」
ミュリエルは力一杯頷いた。
ずっと…ずっと信じ続けます…
「俺と…結婚してくれ…」
やっと言えた…君への思い…
「は、い…」
ミュリエルの言葉に笑顔を見せるヴェルヌ。
そしてヴェルヌは再びミュリエルの体を離すと、そっと顎を持ち上げた。
「俺が…世界一幸せにしてやる」
口の端をつりあげ、意地悪そうに微笑むと、ミュリエルもまた、「はい」と幸せそうに微笑んだ。
そしてヴェルヌはゆっくりとミュリエルの唇に自分の唇を重ねた…