水泡玉~先輩~


『思い出してくれたんだ』

『少しだけ、』

『あの時言ってくれた言葉
 覚えてる?』

言葉・・?
どんなに考えても光景しか浮かんでこなかった


『すいません、分からないです』

『そっか、まぁいいや』

と先生は言った

少し気になるけど
まぁいいかと思った



『そんな感じの理由もあって
 お願いしたかったんだけど
 無理みたいだね』
と残念そうな顔をした


そうだ
そういえば
マネージャーの話があったんだ

と思い出した



『マネジャーやっても 
 いいですよ』

納得できた
先生の話を聞いて
私に出来るならやりたい!
って思えた

だけど
まだ 水泳に対する思いは
辛いけど


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