水泡玉~先輩~


ごはんを食べながら
榊先生との話を思い出した


カリナにマネージャーのこと言わないと

喜ぶかなぁ?


『カリナー
 マネージャーのことなんだけど・・・』

『ん?いやだったらいいよー? 
 無理しなくても!』

と少し残念そうな顔をした


『あのね、さっき榊先生と話したのは
 水泳部のマネージャーのことだったんだ』

『うん、それで?』

と手に持ったフォークを眺めながらカリナは言った

『水泳部のマネージャーになることになりました』

と少し控えめに言うと
カリナは嬉しそうな顔をした

『そっか!よかったぁ』

『カリナも一緒にやっていいって先生が言ってた』

と説明をつけたした。

『そうなんだ!どうして?』

とカリナに聞かれた


そうだ
私が何でマネージャーをやることになった
理由は話せないけど

雄介君が困ってることを
カリナに教えたほうがいいよね。




『あのね・・・・・』



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