素直にカエル ~先生の隣で~


「んー?なんか、こう………かわいい感じ?」


…………かわいい?


「なっ………!」

「あれ?照れてんの?ウケるーー♪」

ケラケラと笑う先生…


「なー!からかわないでくださいっ!」


先生の肩を軽くたたいた…


「あはは…まあ、冗談ではないけどな?」


「ふんっ」


私は窓の外を見た…

すっかり暗くなっている…

『《かわいい》なんて…嘘でも、言わないでよ…』


ちょっぴりドキドキしている私に驚いた…



しばらくして、家に着いた…


「へー…でかい家だなぁ…」

「そー?普通だよ」

「ってか、お前もうタメ口になったな?」


あっ…

本当だ…


先生とこんな風に話すの初めてかも…


やっぱ、同じくらいに見えちゃうからかな?


「ごめんなさーい」

「いいって!そのままで…」


先生が、左手を私の頭の上にのせた…


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