我ら地球防衛中学生!!


「ご明察。お前にはその鋭さとひらめき、後は統率力が非常に高いと診断されている。まさに司令官向きの成績だな。」


「俺はめんどくさいことが嫌いなんだけどな。出来れば、命令されるほうが楽だぜ。」


 それは言えるね。


「生意気言うな。焔学園2年S組の学級委員長となれば、東大主席卒業よりも重宝される肩書きだぞ。何せ、その年の世界で一人だけしかいないんだからな。」


 先生!東大主席卒業生もその年、一人だけしか出ません。


「続いて操舵手、美並楓。」


「え~ウチは砲撃手がええって、叫んだやん?」


「叫んだから、なれると思うな。それと、ハッピートリガーに砲撃手をやらせるほど、甘くはねぇよ。」


 戦艦ホムラの主砲は地球上ではその威力の高さに、簡単には撃てない。


 そのため、あくまで研究対象でしかないホムラの砲撃手は『念のため』の配備なのだが、だからこそハッピートリガーに任せられるものではない。


 確かに、美並楓の射撃の成績は学年トップだったけど・・・。


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