やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】

「だから、それをどうにかして、うまく組長の結婚を破談させて、真木さんとレナさんをくっつけるような策にするんですよ!何か策はないんですか?この際、ポチさんの外道な策でも構いませんから。」



私は、真剣な表情でポチとサブを見た。



「・・・・あっ・・・今、アッシに神が降りてきました。・・・・こういう策はどうでしょう?」



ポチから説明を受ける私とサブ。



「・・・・それ・・・大丈夫なの?」



「・・・ちょっと無理があるような・・・・」



説明を聞いた私とサブが口々にポチの作戦を否定する。



「大丈夫ですって!それに、もし、この作戦がダメでも、最後の秘密兵器がありますから、大丈夫です。」



自信満々のポチ。



「・・・・そこまで言うなら、他に策もないし、ポチさんの策で言ってみましょうか?」



私は、サブを見る。



「・・・・小夜が言うんなら、俺は、いいけど・・・・」



不安そうながら、サブもうなずく。



「それと、この策を行うにあたって、結婚式に来る葵様にも了承を得ないと、結婚式に来たけど、結婚式が行われないでは、下手したら華木組と笹山組の戦争になってしましますから。アッシが、葵様に連絡しておきます。」



「ポチさん、葵様の携帯電話の番号知ってるんですか?」



驚いた表情でポチを見る私。

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