やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「は~い。」



私が、部屋を出ると、すぐ部屋の側には、ポチと一緒に5人の美女が立っていた。



5人の美女は、ポチさん行きつけの『Club華』のナンバー1である美華とお店の美女達だった。



「それでは、お願いします。」



部屋の中には、聞こえないように小声で話しかける私。



「任せといて。・・・ところで、報酬のシツジさんをお店に連れてくるって約束忘れないでよ。」



ポチに念を押す美華。



「・・・・・大丈夫ですよ。約束は・・・・守ります。」



ポチのウソクサイ笑顔。



「それでは、部屋に戻ります。」



私の小声に美華と4人の美女がうなずく。



こうして、私は、『Club華』の美女達を連れて、組長の待つ部屋へと戻った。



「組長、写真撮ってくれる人見つかりましたよ。」



私の声で私の方を向き、そして、私の後ろにいる美女達に気づき、あからさまに、うれしそうな表情になる組長。

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