やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「・・・でも、改造してて、殺傷能力は、普通の拳銃と変わらないけどな!」
そう言うやいなや、突然、サブの部屋を飛び出していく真木ヒナタ。
「ヒナタ~!落ち着け~!」
組長も真木ヒナタの後を追いかけて、サブの部屋を裸足で飛び出していく。
「・・・まったくあの人達は・・・」
その姿を執事は、少し疲れたような様子で眺めていた。
「あの~・・・龍一さん止めないんですか?」
私は、執事を見た。