Kissシリーズ・「年下とのキス」
年下に奢ってもらうのも気が引けたが、ガンとして譲らなかった。

500円のケーキセットを頼んで、二人で楽しくお茶をした。

その後、何度か連絡をして、二人だけで遊びに行ったりした。

そして半年前、わたしの方から恋人になりたいと言い出した。

彼は今のように真っ赤な顔で、OKしてくれた。

だから恋人同士だと、わたしは思っていたんだけど…。

「そう…よね?」

「…何で疑問で返すんだ?」

「だって改めて聞くから…。恋人でしょ?」

それは間違いない。
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