【長編】距離
「私、彼がモテるから不安で。」


「愛、彼を信じてあげて。
それだけで、彼は愛を全力で守れるから。」


朱菜ちゃんスゴい。


「ありがとう。
朱菜ちゃんに相談してよかった。」


私は、彼が好きだから。


「私は、何もしてないわ。」


「けど、私ね。
朱菜ちゃんに聞かなかったら、断ってたよ。」


「恋に不安は、付き物なんだよ。
けどね。
相手を信じることで幸せになれるんだよ。」


朱菜ちゃんの言葉ってずっしりくるな。


経験がものを言うのかな?


高校生になるとわかるのかな?


「私、稜くんを信じる。
朱菜ちゃんは、どうなの?」


朱菜ちゃんの恋が気になるよ。


「私は....
バカな恋ばっかだな。
相手じゃなくて私が悪いんだけどね。」


朱菜ちゃんは、苦笑いだ。


朱菜ちゃんって、器用な恋しそうなのに、うまくいかないってあるんだね。


「そうなんだぁ。」


「愛は、彼が好きなら大丈夫よ。」


「ありがとう。
また、相談乗ってね。」


私は、朱菜ちゃんの部屋からでた。


よしっ。


明日、稜くんに告白の返事しよう。
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