【長編】距離

修 side

俺は、喜んでいいのか?


そりゃあ、朱菜との関係に悩まない日はなかった。


結局、障害なんてなくて。


けど、父さん、母さん、陽向、みき。


ずっと家族だと思ってきたけど。


違ったんだな。


正直、辛いな。


てか、親戚関係の人がいても両親や祖父母がいない。


ひとりぼっち。


それを理解してた俺。


忘れてる記憶を思い出したい。


俺は、どう暮らしてきたんだ?


ここに来てからは、幸せだったのはわかる。


だから、朱菜を一途に思えたんだ。


その前は?


たぶん、思い出す必要がある。


父さんが言ったように手紙があるのなら....


少なからず真実がわかる。


俺は、生かしてもらえた。


そして、愛を知った。


現実を知った今は、そう思う。


俺が生きることが両親たちの願い。


でも、俺は一緒にいたかったんだな。


朱菜がいなかったらって考えると怖いな。
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