【長編】距離

修 side

「修、朱菜が好き?」


「はっ?」


不意に聞かれて吃驚した。


ばあちゃんが聞くか?


「好きじゃないの?」


「す、好きだよ。」


照れながらもきちんと答えた。


仕方ないよな?


隠せない。


てか、隠したくない。


「早く、朱菜をものにしなさいよ。」


俺は、唖然とした。


まさかの言葉だったから。


てっきり、反対されるんじゃないかって思ってたから。


「反対しないわよ。
てか、早くものにしないと大変になるわよ。」


「そんなんわかってるよ。
朱菜は、競争率高いから.....」


ため息もんだよ。


「特に年下にモテてるでしょ?」


不適な笑み?



怖っ!


「年上にどうかはしらないけど.....
俺の学年には、モテまくりだよ。」


「だったら、早くね。」


「なんで、そんな.....」


意味がわからん。


「朱菜だって、いつまでここにいるかわからないしね。」


朱菜、どっか行くのか?


てか、朱菜は高3だ。


そろそろあれか....
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