【長編】距離
「あれね。
友達が冗談で流したの。
そしたら、彼氏になった人は、必死に私に指輪を選ばそうとするし。
そうじゃなくて、修みたいにプレゼントされたかった。
私の気持ちをはかるために指輪をってのが嫌だった。
だから、あんな風に噂を流したってのがあるの。」


朱菜は、切なそうだった。


「じゃあ、俺は合格?」



俺は、満面の笑みで朱菜に聞いた。


「うん。
超理想。」


そんな俺に満面の笑みで返してくれた。


愛しい。


「よかった。
本当は、対抗する気なかった。
けどさ。
まだ、俺から朱菜を奪えるみたいに話してる奴がいてさ。」


「嫉妬したんだ。」


朱菜は、嬉しそうだ。


「そりゃ、そうだろ?
朱菜を愛せるのは俺だけの権利だろ?」
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