SKY BLUE
ライナ「異世界?過去?」


ライナとレインは思わず顔を見合わせてしまう




レイン「AIのシステムを止めるのに過去に行くのは理解できますが…なぜ異世界なんですか?それに過去に行くにしたって、タイムマシンでもない限り無理ですし…」


試験官のほうに振り向き直したレインが、もっともな質問を試験官に問い掛ける



試験官「…私達も詳しい事は分かってないのだ…」


腕を組み、顔をしかめた試験官がレインに背を向けるようにして言う…


背を向けた試験官だったが、レイン達には重要なところを曖昧にしか教えてやれない…彼の苛立ちが口調から分かった



試験官「AIは今現在ですら成長していく…我々人類はその驚異的な進化能力に全てを委ねてしまった…進化部分をくわえた膨大なプログラムの中から探し出しのは、ある座標…システムの発端となった場所と年号だけなんだ…」
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