one

吐き出す

母さんは父さんの秘書でお互い、バツイチだったこともあり自然に惹かれ付き合って二年後結婚した。
「再婚してもそんなに上手くいく家庭何て中々ありませんからね。」
「恋愛何て一時期の感情何だから僕、我慢すれば良かったんです。」
「生理的に受け付け無かったんですか。」
「気持ち悪いとしか言いようが無かった。」
「そして、自ら、手を下した。」
「だから、雅紀は理名をかばって死んだ。」
「でも、ご両親は・・・。」
「何処か、僕の中で両親が許せ無かった。だから、見殺しにしたんだ。僕の中で唯一の誤算は理名じゃ無くて雅紀が死んだこと。」
< 57 / 80 >

この作品をシェア

pagetop