甘い蜂蜜。
大丈夫だと言ってみて?

空の上なんて、誰が求めたのだろう。
遥か遠くて見えない雲の上。
あなたは毎日何を思う?
幸せそうに笑う顔。
耳に残る声。
もう二度と・・。





夢のような時間を過ごした次の日。
ふわふわとした感覚が消えてくれなくて、泣きたくなる。
もう、終わった甘い夢ばかりが、私を捕まえては苛め貫く。
傷になればなるほど、喜ぶくせに。



好きだなんて、言えるわけないでしょう?
だって、そんなこと言ったら、困った顔してさぁ。
ありがとうって、言うだけじゃない。
救いもない未来を、私はなんで必死に、探しているのかなぁ。




(傷も涙も血の色も、あなたが喜ぶすべてをあげる。

だから、お願い。)








傷の匂いに、甘えた時間。

さよならなんてきっと、意味はない。


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