妄想★酒場~雑談帳~



さてさて
狭いカウンター席には
三島センセーが
座っておられますよ


「やっぱり
サイダーはミシマだね
いや、間違えた
ミツ………」


「はいっ!センセー
つまんないから
やめよーね」


ミ〇ヤサイダーを飲みながら
ぶぅと 膨れっ面のセンセー



「センセーってさぁ
なんか浮気しそうな
タイプだよね」


「何を言いますか
オレみたいに一途な男
世界中探してもいねーよ」


「確かに
カナさんへの恋は
長かったッスよね」


センセーはガックリうなだれ


「それは言わない約束ヨ」


……センセーと
約束なんてしてないヨ


「センセー、最近
ジャイアンソング
聞きませんが
それはナゼですか?」


「ジャイアンソング?
あ、歌?歌ねー
新しい学校で歌ったら
主任センセーに怒られて

家で歌ったら
奥さんが鬼のように
怒るんだよね

あまりの美声だから
迂濶に歌うなって事だよな

オレ、実は音楽教師の道も
あったかなぁって思うよ
コーラス部とか作っちゃったり」


………音痴って
自覚がないのね




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