俺様王子☆年下カレシ3
お客さんがいない間、痛い足裏をブラブラさせたりする私とは、雲泥の差だ。


これで同じ時給なのが、本当に申し訳ないよ。


てな感じで、今日も私のバイトタイムは…穏やかに過ぎていった。







「お疲れさまでした」


今日は一時間早く上がれるから、時間になった途端ダッシュで着替える。


沢渡くん…残してゴメンね?


帰り際、挨拶をすると、にっこり微笑んで


「浜中さん、またね」


…だって。


タメなのに、何か年下みたいで、あの無垢なカワイイ笑顔にたまにキュンとなる。


一歩には絶対言えない
けどねぇ~。
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