俺様王子☆年下カレシ3
「…一歩、ありがとう」


私はそっと一歩に寄り添い、胸に顔を埋める。


「そーなんだよな。だから、鈴にその気がなくても相手は分かんないってコト」


そういうと一歩は、私の頭を抱きしめて、優しくポンポンと叩く。


「分かった?」


「…うん。でもバイトだしどうしようもない気もするけど…」


「鈴はぁ、勘違いされやすいタイプだから言ってんの。面倒見いいしさ、さっきゲームした時鳥羽も言ってたぜ?」


「…何て?」


「カンタンそうに見えたって」


一歩はそう言うと、私のおでこをツンとつつく。
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