そして秘密の時間(とき)を共に
そして。



「だから、ずっと俺の傍に居ろよ……な?」

……涼。



「ずっとずっと傍に居るから、涼も傍に居てね?」

私の答えに、涼はギュッと私を抱き締め直した。



「ああ」

短いけど、力強い答え。



ねぇ、涼。

約束だからね?



私は心の中でそう言って、笑った。

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