End of the transmigration of souls■Chapter1■
検査を受けながらそのまま眠りにつく。目を覚ませば次の仕事が始まる。休んだ気は全くしない。けど、そのせいもあってあたしには自由が『支給』される。なぜならヴァリーフォージ側としてみればあたしは貴重な研究材料だ。それに無理させて過労死したり、心労で自殺したり、嫌で逃げられたりしても困るわけだ。 だからある程度の自由は許されている。好きにす生活すればいいと。それで一般の研究員達に僻まれたりもするけど、そんなの知ったこっちゃない。だってそーさせてるのは研究所側だから。



「ねぇ、お兄ちゃん?」
「なんだよ」
「変わった軍服着てる兵士っている?」
「変わった軍服?」
「うん。なんか軍服ってゆーよりも真っ黒い正装っぽいような。でもエンブレムは軍の物みたいな……」
「あぁ……。それ特殊工作員だろ」
「特殊工作員?」
「俺達はそう呼んでる。実際は名前すら持たない部隊らしいな。たしか大陸全土に散らばる『入ってはならない領域』に
手を出した奴の捜索とか抹消とかやってるらしいな」
「入ってはならない領域?」
「遺伝子操作は間違った使い方をしてはいけないって言うだろ?それを法的に
ヤバイ使い方をした奴等を『入ってはならない領域』に手を出した奴って呼ぶ。まぁ、詳しい事はわからない」


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